安心して暮らせるぬくもりのまち
2014.12.01
札幌市議会議員 鈴木健雄
札幌市議会では今、総額8848億円というかってない規模の予算をめぐって審議がなされています。足腰の強い経済を目指すアベノミクスの元で企業収益を改善し、実感はまだ薄いながらも、雇用や個人消費もゆるやかに回復の兆しを見せていると言われています。
国の積極的な経済対策の効果を背景とし、前政権で半減していた社会基盤整備費も大幅に増額され、平成26年度予算は積極的予算となりました。
政権交代以来、私が力を入れてきたのは、地域の生活道路や公園の改良工事などです。都心こそ国際都市としての華やかな顔を持つ札幌市ですが、周辺地域には整備・改善がまだまだ必要なところがあります。社会基盤整備予算の取れる今こそが、その部分に目を向けるチャンスでもあります。
同じ札幌市民であっても、住む地域によって交通網やショッピングの利便性に格差があり不公平だという声を耳にします。観光客の目を引くために都心や観光スポットばかりをゴージャスに飾り立てる前に、一定の行政サービスがすべての市民に行き届いているかを考えることが重要です。
私の長年のライフワークでもあり、東区の地域中心核とも言える栄町バスターミナルは平成26年度内着工予定であり、苗穂周辺のまちづくりも平成30年を目指して駅舎の移転・橋上化の予定です。
また、東雁来第2区画整理事業は未利用地だった12.8ヘクタールをものづくり関連事業の誘致適地として用途変更し、今年秋から段階的分譲の予定です。
さらに、待機児童対策や高齢者福祉施設の新設にも力を入れてきました。
今こそ、国の好循環実現のための経済対策を積極的に活用して札幌の将来を見据えた産業の育成や社会資本の整備に取り組み、市民が生き生きと活動できる札幌を目指していかなくてはなりません。同時に、住む人が安全安心に医療を受け、子供を育て、豊かな老後を迎えるための福祉が充実していて初めて、札幌が国際都市として真に胸を張ることができるものと確信しています。
東区に生活するすべての人が「ここに住んでよかった」と思えるような、活力と潤いや温もりのあるまちづくりを目指してまいります。
平成26年5月発行(すずき健雄政務調査便りに掲載)